日々の出来事

じいちゃん ありがとう。

先日祖父が亡くなった。
89歳。
男性の平均寿命が80.5歳(2014年時点)という事を考えると、
長生きしたなぁ
と思う。

 
私の両親は共働きだったので、学校から帰ると
「おかえり!」
と迎えてくれるのはいつも祖父母だった。

 

 

バスへの乗り方を教えてくれたのは祖父だった。
私のおねしょを直してくれたのも祖父らしい。

 

 

祖父は勤勉で、いつも難しい本ばかり読んでいた。

多くの人に慕われ、頼りにされる事が多くあった。
政治や経済に詳しく、生きた時代が違っていたら、きっと全く違う人生を生きていただろう。

 

 

そんな祖父の趣味はパチンコ(笑)

 

 

50歳を過ぎてから運転免許を取得した祖父は、身軽に移動できる様になったのをいい事に、よくパチンコに行っていた。

そして祖母にガミガミ言われていた(笑)

 

 

でも私は、その帰りにお菓子を持ってきてくれるのが楽しみでならなかった。
お正月にはいつも、福袋を両手に抱えて帰ってきた。
もちろんパチンコ屋さんの(笑)

 

 

学校から帰ると
一緒に畑に行き
一緒に田んぼに行き
一緒に歯医者に行き
一緒に近所にお茶飲みに行き
一緒にテレビを見
一緒に寝
・・・・・
本当にたくさんの時間を一緒に過ごした。

 

 

私は祖父が大好きで、
頼りになる自慢の祖父だった。

 

 

そんな祖父は、息子が産まれた翌々日に倒れて入院。
約1ヶ月後に退院したものの、寝たきりの生活となった。

 

 

祖父は息子をとてもとても可愛がってくれた。
私が息子を連れて帰るのを、それはそれは楽しみにしていた。

 

 

私も息子を見せてあげたくて、なるべく実家に帰るようにしていた、、、
今となっては、もっと帰ってあげれば良かったなぁと思う。

 

 

お正月、1月3日に新年の挨拶をしに実家へ顔を出した。
そのわずか4日後に、ふと思い立ってまた実家へ戻った。
一週間も空けずに戻るなんて、これまで余程用事が無ければ無かった事だ。

 

 

なんとその翌日、祖父は亡くなった。

 

 

亡くなる前日、帰る時に、
「まだこいなぁ」(また遊びにおいでね)
と、とても優しい顔を見せてくれた。
こんなに優しい顔を見るのは初めてでは?
と思う程に、優しい顔をしていた。

 

 

まさか、あの顔を見るのが最後になるなんて。
まさか、「また」が翌日、冷たくなった祖父との対面になるなんて。

 

 

 

祖父は、朝家族が気付いた時には亡くなっていたそうだ。

隣で寝ていた祖母も気づかない程、静かに息を引き取った。
きっと苦しまずに逝ったのだろう。

 

 

祖父はよく息子の夢を見て、どんな夢だったのかを家族に話していた。
最後に見た息子の夢はこうだった。

 
ある時息子がいじめっ子に追い回されていた。

そのいじめっ子を祖父が追い払い、息子を助けてあげたそうだ。

 

 

きっと祖父は、ずーっと息子を守ってくれるに違いない。

 

 

最後に見た、とっても優しい表情の祖父の顔が忘れられない。

 

 

大好きなじいちゃん、いままでありがとう。
これからもよろしくね!